ヨガで股関節が痛い!?

数年前私は、股関節が硬いから動きが悪いんだ、と感じ、ビンヤーサヨガ(フローヨガ)を始めました。ほとんどのヨガポーズ(戦士のポーズ2、三角のポーズ、鳩のポーズなど)では股関節の外旋が要求され、私は外旋筋を使いすぎてしまい、あまり使っていなかった内腿の筋肉、股関節の内転筋はどんどん弱化していったのです。繰り返し行う外旋の動きが身体のバランスを崩している、ということに私は全く気が付いていなかったのです。ストレッチしすぎて繊維は退化し、身体は不安定になっていきました。股関節の柔軟性が高まると同時に、痛みはどんどん悪化していったのです。右側の鈍い痛みから始まり、痛みは右脚の上前面に流れて行きました。その旋律は中臀筋あたりから始まり、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯、大腿直筋の一部まで拡がっていきました。身体を動かすたびに痛みの旋律を感じながらも、無視していたのです。身体のどの部分を強化して、伸ばして、動かしたらいいのかをちゃんと考えず、一つの箇所ばかりをストレッチし続けたのです。

そんな時にヨガチューナップ®とロールモデル®メソッドに出会い、指導者養成コースに参加して身体のことを学び、どんなに私は身体を痛め続けていたのか、やっと気がつきました。「股関節を開く」には、ボールとソケットの形をした関節周りの結合組織を、可能な限りすべての方向 (外旋、内旋、屈曲、伸展、外転、内転、分回し運動) に動かすことが大切だ、ということを理解できました。動きのパターンを変えて股関節の負担を和らげることで、関節の自然な可動性を取り戻し、しかも当初探し求めていた股関節の柔軟性を高めることができたのです!

ヨガチューナップ®のエクササイズ「内転筋スライド」、「ハーフハッピーベイビーミニヴィニ」で、股関節に安定をもたらすことができます。このユニークなエクササイズで大腿四頭筋の内側、臀筋、ハムストリングス、内転筋、腸腰筋を強化していきましょう。

ローレン=キャップ (ヨガチューナップ®認定講師)

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