テレワークの不調、エコノミー症候群の原理
ふくらはぎの筋肉を柔らかくすることで脚のむくみが改善され、痩身につながるばかりか、疲労回復、体調がグンと良くなるのをご存知でしたか?それは何故でしょう?
米国のジェームス=レビーン博士は“座りっぱなしは喫煙よりももっと毒”と提唱、このように述べています。“座りっぱなしは喫煙よりも、HIVウィルスよりも、パラシュートでジャンプするよりももっと危険で、死に向かって座っているようなものだ”。 とても恐ろしいことですが、畑を耕し苗を植え、野山を駆け回った昔の生活様式はもうありません。2020~2021年にわたって世界中でコロナウィルスが吹き荒れる中、老若男女を問わず体を使った労働や娯楽よりもデスクに向かい、椅子に座る時間が圧倒的に増えている、という事実は拭い去れません。また飛行機や車で移動の多い人たちも下腿に血栓ができやすくなるのです。
下腿の裏側には2つのパワフルな筋肉があります。腓腹筋とヒラメ筋です。腓腹筋は表面に近く、左右2つの部分から成り立ち、膝の少し上からかかとまで。ラテン語では「脚の胃袋」の意味で、ランナーの下腿を見ると、プリプリのタラコのように2腹の盛り上がった、胃のような形がよくわかると思います。かたやヒラメ筋は腓腹筋の深部にあり、こちらは膝からかかとまで続きます。大きな平べったい形で、ラテン語の意味は「サンダル」。
解剖学者によってはこの2つの筋肉をひとつとして考える人もいますが、それぞれが違った役割を持っています。腓腹筋はスピードの早い走る、ジャンプなどの動きに携わり、ヒラメ筋は私たちがまっすぐに立てるように力強く支えてくれます。(興味深いことに、犬など、ヒラメ筋がない動物も多いのです。馬に関しては、一度はあったけれど、進化の段階で退化してしまったようです。)
ヒラメ筋のもう一つの重要な役割は、下腿に降りてきた血液を心臓に送り返すポンプの役割をすること。重力の働きで、血液の70%は下腿に降りてくるため、心臓に押し戻す必要があるのです。これが、ヒラメ筋が“第2の心臓”と呼ばれる所以です。 座っているポジションですと、初めの30分で血流はなんと50%もダウンします。槇孝子さんの著書「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」では、外科医の故石川洋一先生が、点滴がうまく落ちない患者さんの、妙に冷たいふくらはぎをさすったら改善したのを見て、「これで血流を改善できたら、万病を防げる」と、メスを捨ててふくらはぎ一筋で多くの治療実績を残されました、とあります。
エコノミー症候群は飛行機のキャビンに長時間座ってることによって起こるため、この名前をつけられました。座りっぱなしでいることで、下腿に血栓ができやすくなるのです。また酸素圧の変化によって、キャビン内の酸素圧と水分が激減します。ふくらはぎの筋肉が滞りなく機能するためには正しい酸素圧と保湿が必要なのです。そのため、飛行機や車で長時間旅行するときは水をたくさん飲んで(コーヒー、お茶、ビールではなくH2O-水です!)歩き回って足首を回し、伸ばし、つま先立ちになったり降りたりして下腿をストレッチするよう心がけましょう。
そしてYTUボールを持ち運び、椅子に座ったままできるマッサージをトライしてみてください。ちなみにふくらはぎリリースにはYTUプラスボールがお勧め。YTUボール(別名セラピーボール)は体をストレッチするだけではアクセスできない深い筋肉と筋膜の層にまで入り込んで内側からストレッチ、中を温めて保湿してくれるのです。 皆さんもこのボールマッサージでふくらはぎを「フワフワしっとり」保ちましょう。セルフケアはヘルスケア。自分の健康は、自分で!
「座りっぱなしは喫煙よりももっと毒」この言葉はかなり衝撃でした。
私の住む北海道では、地方にもよりますが車を1人1台所有している世帯も多く、少しの距離でも車に乗って移動する習慣が根付いている傾向にあり、歩く機会が少ないという方が少なくありません。また冬は雪と厳しい寒さで、外でウォーキングをするなどの機会も減り、家で過ごす時間が必然的に増えるという現実があり、それにプラスしてこのコロナ禍。益々家で座って過ごす時間が増える一方で、ふくらはぎを動かす機会は減っていく。体の滞りが加速する要因が重なります。
この事がかなり恐ろしい事態なのだと改めて感じました。
これから北海道では厳しい冬がやってきます。ヨガのクラスでふくらはぎを積極的に使うシークエンスを考え実践して、ヒラメ筋の筋ポンプの働きの重要性を生徒さんにお伝えしたいと思います。
デスクワークをしているため、座り過ぎの弊害は感じていますが、そんなにも悪影響と思っていませんでした。
わかっていてもデスクワークで忙しいとき、ついコーヒーを飲みながらパソコン作業をしています。
血行を良くするにはヒラメ筋をほぐすとよいことを理解しました。
漠然とふくらはぎとしか考えていなかったのです。
在宅ワークも増えさらに歩かない時間が増えています。
積極的に歩いて水を飲んで意識的にリリースすることをお伝えしたいと思います。
ふくらはぎの役割について、今までざっとしか考えて来なかったのですが、今回、ヒラメ筋は身体のバランスとポンプ機能のある第二の心臓である、腓腹筋は瞬発的な動作に関わる、とそれぞれに役目があることがわかりました。
筋肉がその役割を果たせる環境に整えていくことを自身で行うこと。どの部位でもそうですね。これが私たちにできることです。
私は乗り物に弱く、移動でいつもとても疲れてしまいます。
つい最近も飛行機に乗る時、YTUボールのことが頭に浮かんだのに、荷物になるからと思い直して、持って行かなかったことを反省しました…。ふくらはぎのケアをすれば良かった…。
車にも置いて置くといいかもしれません。
あと、水分です。大切さは知っていたものの、現地で調達すればいいや、とやはり重くなるという理由で、持ち歩くことが少ないです。持って出掛けたいと思います。
そして「フワフワしっとり」のふくらはぎを目指します。
15年ほど前から、就寝時は長ズボンを履かないとふくらはぎが冷えて眠れないことに気づいたのは、5年前くらいだ。深層部がひんやりしていて、寝心地が悪い。昼間はさほど気にならない。その他、手先や足先は冷えると感じたことはなく、ふくらはぎだけ。
大学卒業するまでは陸上競技部に所属していた(棒高跳)。卒業後は、学生時代のような頻度や強度でカラダを動かすことが年々に少なくなった。卒業して10年後あたりから、ふくらはぎの冷えを感じらようになった。
…運動不足だ。
軽いジョギングはするものの、ふくらはぎを活性させるまで動いていない、または動きが小さいのだろうと考察する。それは、前屈に顕著に現れる。セラピーボールで丁寧に解すと心地よくカラダが前に倒れ、下腿三頭筋の伸展が出来る。
何もしないと、前屈時にハムストリングが引っ張られてしまう。
日頃の隙間時間を利用して、こまめにカラダを動かし巡りの良い状態をキープさせることが、私のルーティンのひとつである。
「座りっぱなしは喫煙よりももっと毒」の言葉に、そんな訳ないでしょ、喫煙は血管を収縮させ血流を悪くする心臓にも負担をかけ脳も委縮するし。
かなりショックを受けました。
どうしてかな……………ん~~~、考えてみれば、喫煙者は仕事を中断し席を立ち、タバコを吸いに喫煙所まで歩いているなぁってことは下腿に下がった血液を第二の心臓ふくらはぎの腓腹筋とヒラメ筋がポンプ作用で血液を巡らせてはいる。悔しいけれど頻繁な喫煙で座りっぱなしを回避していると考えればそうなのかとは思うけれど。あっここは喫煙が悪いの話ではなく…..話がそれてしまった。
どっちにしも喫煙は良くないのも確かだけれど、喫煙しない私は、エコノミー症候群を回避するためにデスクの下で足をバタつかせ、細目に席を立ちオフィス内を歩き回るという手段を取ることにしました。