そもそも筋膜って何?①〜まず結合組織を知ろう

最近よく耳にする、筋膜とは一体なんでしょう?筋膜とは体内のあらゆるところに存在し、棚吊のように組織同士を縫い合わせ繋げている、柔らかい結合組織のこと。セラピーボールを体に転がすことで、この筋膜に働きかけているのです。この筋膜を理解するには、 まず結合組織について理解する必要があります。

体内の結合組織は受精後、初代胚層期の3つの層の真ん中の、中胚葉から発展します。(私たちが今持っている体内の筋膜は細胞分裂の初期、つまりたった50個の細胞しかなかった頃に形成されました。) 結合組織は身体中のありとあらゆる組織をつなげる広大な組織で、筋膜もこの結合組織の一部な訳ですが、この結合組織は3つの分類に分かれます。

・ ハードな繊維:骨、軟骨、骨膜(骨の周りにある、硬い繊維)

・ ソフトな繊維:筋膜、腱、靭帯

・ 液状の繊維:血液、リンパ液

すべての結合組織は同じ基礎組織からできています。細胞、繊維、そして基質と呼ばれる成分です。

・ 結合組織の細胞は結合組織のタイプによって、成分が違います。例えば、血液は結晶板、そして赤血球と白血球から、骨は骨芽細胞、破骨細胞、骨細胞から成り立ちます。筋膜の成分はほとんどが線維芽細胞です。

・ 繊維はどの組織でも成分は同じで、コラーゲン、エラスチン、レティクリンから出来ています。

・ 細胞と繊維は基質という、粘着性の液体に囲まれています。

基質とは、細胞と繊維を取り囲む、ジェル状の結合組織のことです。

細胞と繊維の割合、また基質の濃度によって、結合組織のタイプと機能性を知ることができます。例えば、血液には細胞が多く含まれますが、その基質中に繊維は含まれません。骨には多くの細胞とコラーゲン繊維がありますが、基質中に液体は多く含まれません。

結合組織には多くの役目があり、大きく分けると結合と保護という2つのカテゴリーに分かれます。

結合組織の結合の役割

・ 組織同士を結びつけ、区分けする

・ 臓器を保護する

・ 棚吊のように体の構造に骨組みをもたらす

・ 空間を埋める

 

結合組織の保護の役割

・ 脂肪を蓄える

・ 血液を作る

・ 組織を修復する

・ 遮断する

・ 潤滑にする

筋膜は体内のたくさんの結合組織のひとつです。そして、ボールローリング、ロールモデル®メソッドの中で最も大切な役割を果たす組織なのです。筋膜の結合組織は独特の成分でできているため、独特な役割があるのです。

〜Jill Miller 著「The Roll Model 」から翻訳、抜粋

 

筋肉と筋肉をつなぎ合わせている筋膜の組織

One thought on “そもそも筋膜って何?①〜まず結合組織を知ろう

  1. Megumi より:

    「筋膜リリース」という言葉やワークが身近になったのに、筋膜そのものについては、これまで勉強してきていませんでした。筋膜は筋肉を包むもので、人のカラダをつないでいるのは靭帯や腱というイメージを持っていました。体内は結合組織で隙間なく、すべて繋がっていることや、筋膜の形状もひとつではないことを新たに学び、だからこそリリースが作用するのだと腑に落ちました。こんなにも美しい組織が自分の体内にもあるとは想像したこともありませんでしたが、今回の学びを経て人体の素晴らしさはもちろん、自分を大切に思う気持ち、一人ひとりがかけがえのない存在であるという思いにも発展しました。

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