そもそも筋膜って何?⑨〜筋膜リリースで2年後の自分を改革
私たちの細胞は再生可能な資源です。細胞は常に生死のサイクルを繰り返します。そのために体内のすべてのシステムにおいて理想的な変換と適応が起こり続けるよう、健康的な環境を保つのは自分次第と言えるのです。あなたには体内のエコシステムを司る、クルーズシップのディレクターのような 役割があるのです。体は適応し、ストレスに反応します。ストレスに適応して強くなるか、又は機能障害を起こすかー?きょうどう生きているかが健康な明日につながるわけですが、日々の暮らしの蓄積が7年に一度、つまり体内すべての細胞が再生し、新しい細胞に取って代わるタイミングに、結果として現れます。ご自身の健康を改善させるか、又は破壊するかは、あなた自身のセルフケアへのコミットメントにかかってくるのです。筋膜繊維とコラーゲンは、約2年おきに再生されます。つまり、ロールモデルメソッドを使って2年後にご自分を内側から、外側から改造することも可能なのです。あなたにはご自分の組織が何年もかけて吸収した緊張、好ましくない生活習慣、瘢痕組織を解きほぐす力があります。このテクニックとツールを使ってご自身を改革し、理想的な適応が体に起こるように仕向けることが可能なのです。
骨と同じように筋膜も体にかかるストレスに反応し、密度、弛緩性を変えます。筋膜は細胞の数が少ないので、筋肉や血液細胞のように容易に修復、蘇生することができず、 時間が必要です。運動をした後、筋膜蘇生には48~72時間必要です。そのために2日間、重量挙げスクワットの自己新記録を出すために練習を続けるのは好ましくないのです。私たちの体内筋膜はその棚場のような正常な形状を取り戻すまでに、少なくとも48時間を必要とするからです。
2年かけて筋膜繊維とコラーゲンは再生されるのですね。なんでもスピーディーに答えが出る時代において、あっという間に効果が出るような健康法が巷では人気ですが、カラダを細胞から生まれ変わらせるためには、カラダのサイクルに寄り添って、忍耐強く責任を持って生きることが必要ですね。
「組織が何年もかけて吸収した緊張、好ましくない生活習慣、瘢痕組織を解きほぐす力」、これをもたらしてくれるロールモデルメソッドはまさに医者いらずの健康法だと確信します。
再生のトピックとても興味深いです!今日どう生きたかが、7年後どんな風に再生されていくかに繋がるなんて、とてもドラマチックでワクワクしました。運動していると、痛みがある部分は「私はそういう体だからしょうがない」動かす事を諦めたり、少し改善したらもうやるのを忘れてしまったり、なかなか細胞の再生に繋がらない運動の仕方をしていましたが、もっと自分の快適で輝いた未来、2年後、7年後の希望に胸を踊らせながら、日々セルフケアを楽しんでみたいと感じました!
自分の身体や心は、自分の責任下にあるというのは、当たり前のことですが、ほとんどの人がその手段を分からずに、調子が悪くなってから病院に駆け込むことが多いのではないかと思います。7年で自分自身が入替わるということは、生まれ変わることができて、筋膜繊維とコラーゲンは、2年で変わることができる!というのは、全ての人に希望を与える情報です!でも日々の自分の心身に対する積み重ねが自分を作っていくと思うと、心身という宝物をどう扱うのか、自分も含めて全ての人がその方法を理解して、元気に人生を送っていかれたら、素敵な社会になるだろうな、と思います。
100歳の祖母が尻もちをついて腰椎と胸椎の圧迫骨折をしました。最初は痛くて痛くて苦しそうで、見ている私の方が辛くなるほどでしたが、半年もしたら何事もなかったかのようにケロッとしていました。その時に、100歳になっても骨(細胞)は確かに再生するんだと実感し、生命というもののサイクルに感動しました。―筋膜繊維とコラーゲンは、約2年おきに再生される―他の細胞よりは時間がかかるかもしれませんが、再生は確かにあると信じられます。再生を通じて、自分自身も信じたらいいんだな、そう思います。
筋肉は7年、筋膜組織は2年かけて再生されるのですね。どんな年齢になっても身体は進化し続けると聞いたことありますが、まさにそのとうりですね。これからも健康的な筋膜が作られるようにローリングを続けていきます。