そもそも筋膜って何?⑥〜筋膜って何でできてるの?

 

筋膜って一体何でできているんでしょう?興味深い質問ですね!筋膜って液体でもあり、固体でもあるんです。これを専門用語ではコロイド(膠質)と呼びます。コロイドはジェル、または乳剤のもので、固体の粒子が液体の中にプカプカ浮いている物質のことです。

筋膜の成分は細胞と細胞外基質(ECM)と呼ばれるものです。

ECM:複雑なポリサッカライド(多糖)とプロティンのネットワークで、構造をもたらし(体に形があるのは筋膜のおかげです。)細胞の働きを制御します。

ECMは繊維であり、液体でもあるのです。ECM繊維はコラーゲン、エラスティンで構成され、体全体を支持し、棚場のような構造をもたらすのです。コラーゲンはECMの主だったタンパク質で、優れた張力を持っています。つまり、断裂せずに伸び縮みができるんですね。エラスティンも伸縮性に富み、筋膜をより力強いものにしています。ECMはゼラチンのスープのように、体内の深部の空間という空間を満たしてくれているのです。水とヒアルロナンのぬるぬるした成分の中で血液、リンパ、繊維細胞の化学交換が起こるのです。これはまた、繊維間に滑りを起こす大切な要素でもあります。

 

6 thoughts on “そもそも筋膜って何?⑥〜筋膜って何でできてるの?

  1. 石井 智恵 より:

    ボールテクニックを学ぶ事で、初めて知った筋膜の、存在です。身体の中は不思議だらけ。。。こんな膜で身体が覆われて居て形成されている事に凄いとしか言いわす事が出来ませんが、抵抗して高価なサプリメントや化粧品で磨かずに、こんな自分にだけ解る痛みをセルフケアをする事で、保ち続けれるボールテクニックに新発見と継続性の変化を感じリリース前後の変化が実感出来る事に、凄く得をした気持ちで過ごせて居ることを実感出来て嬉しく思っています。全身に使える最高の相棒に感謝させて頂きます

  2. Reiko より:

    筋膜の勉強をして、いつも思うのは細胞の話は本当に難しい!ということです。
    深めて行けば行くほど頭がこんがらがってきますが、今回の書かれてある内容は簡潔で大変分かりやすかったです!
    筋膜の主な成分がECMで、そのECMは「繊維間に滑りを起こす大切な要素」であることから、筋膜が大変重要であることがわかります。
    その筋膜をスムーズに動かす手助けをする1つの手段がYoga Tune Upボール達であり、正直スゴイ!と思いました。

  3. hikaru.k より:

    筋膜の話をさせる時に乾燥するとキョウコ先生が仰っていた事が理解できました。
    固体でもあるが液体でもある興味深いです。コラーゲンやエラスチンは美容でも取り上げられて肌のハリや弾力、潤いを与えてくれたりするもののイメージが強かったですが、
    それ自体の潤いが無くて補っても元となる筋膜の乾燥が起こればすぐに元に戻ってしまうので筋膜をリリースして動かす事でより潤いの効果が出て美容にも繋がっていく事がイメージできました。筋膜が硬くなると全身の筋肉や血管、靭帯にも影響を及ぼすと思うので
    YTUボールを使いリリースする事で表面の痛みだけで無く美容や健康にも良い効果がある事がわかりました。

  4. sakura.u より:

    スポーツをしない方も巷では、ストレッチポールやフォームローラーで筋膜リリースが凄く流行ってます。ストレッチやマッサージと違うことは分かるけど、筋膜ってそもそもなんだろう?と疑問でした。筋肉の周りについてる膜なんだろうなと思っていたけど、まさか液体でもあり、固体である物体だったとは、、。

    もっと理解を深めていきたいなと思いました。

  5. アキ より:

    筋膜が液体からジェル、固体まで変幻自在にその形状を場所によって変化させることができて伸縮性もあり、さらにネットワーク機能もあり、まさに身体のどの部分にでも存在できるように作られていて、そのどこにでも存在できるからこそネットワーク機能がある。長い年月をかけて進化してきた生物は、機能と合理性を兼ね備えていて魔法のようです!

  6. Satomi KAWASHIMA より:

    人間の身体の約60%が水分でできています。筋膜はコロイド、液体でもあり、固体でもあるジェルのようなもの。こういう形で身体の水分が筋膜にも内在しているのですね。ということは、よく言われるインナードライは、筋膜にも悪影響を及ぼすということですね…。一層、気を付けたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です